研究課題/領域番号 |
23KK0061
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
太田 健二 東京工業大学, 理学院, 准教授 (20727218)
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研究分担者 |
小山 崇夫 東京大学, 地震研究所, 准教授 (00359192)
奥田 善之 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特別研究員 (50974359)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2027-03-31
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キーワード | 超イオン相 / スタグナントスラブ / 含水鉱物 / 高温高圧実験 / 第一原理計算 / 電磁探査解析 / 固体地球イオニクス |
研究実績の概要 |
本研究課題は地球深部へ沈み込む海洋プレート中の水の状態と量により強い制約を与えることを目的とした、高温高圧実験と理論計算、電磁探査解析の複合的な手法融合による国際共同研究である。本課題の初年度である2023年度は半年間の期間の中で、それぞれの研究手法の取り掛かりとキックオフセミナーの開催を行った。 2024年3月にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)においてキックオフセミナーを開催し、日本、ノルウェー、米国、ポーランドから参加者が集い、本課題の遂行に関わる研究発表と議論を行うことができた。キックオフセミナーの後にも約10日間ETHZに滞在し、本課題遂行のためのテスト実験を行い、課題の明確化を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究代表者、分担者、海外研究協力者らが申請書に記載した内容の研究を着実に進めていることを2023年3月末にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)で開催したキックオフセミナーで確認することができた。 研究代表者と若手研究分担者が担当する高温高圧実験はETHZで主に行うことを予定しており、本実験のためのテスト実験をキックオフセミナー後に実施することができた。テスト実験によって本実験に向けての課題が明確になり、2024年7月から8月に予定する次回のETHZ滞在に向けた準備を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
本課題開始から半年強で、当初の計画どおりに研究が進んでいることが確認出来ている。そのため、今後の研究推進方策に大きな変更はない。 2024年度は研究代表者のサバティカルを利用し、国際共同研究実施先へ長期滞在することで、通常年度よりも多くの研究成果を得ることができると期待している。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年度の経費を使用した若手研究分担者のスイス出張の経理処理が年度内に間に合わなかったため次年度繰越額が生じている。2024年度に同様の出張予定があるため、そこで当初予定額を使用する計画である。
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