研究課題/領域番号 |
23KK0125
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
河津 信一郎 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (60312295)
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研究分担者 |
尾針 由真 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 助教 (00847056)
桐木 雅史 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50265302)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2028-03-31
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キーワード | 顧みられない熱帯病 / 人獣共通感染症 / 日本住血吸虫症 / スイギュウ / イヌ / マイクロサテライトマーカー / 集団投薬治療(MDA) |
研究実績の概要 |
フィリピン共和国オリエンタルミンドロ州において実験区設定を目的とした予備調査を実施した。(1)同地域での糞便検査(Kato-Katz法)による有病率調査のベースラインデータ、(2)各集落でのスイギュウの飼育状況、及び(3)各集落近傍の中間宿主貝の生息域での中間宿主貝の陽性率とその地理的特性(民家との距離や住民とスイギュウの動線との関係)等を考慮して、実験区設定ついて相手国カウンターパートとの協議を行った。一連の調査と協議の内容を参考に、州内にPola及びSocorroの二カ所(2 municipalities:行政区)の候補地を設定した。また、相手国カウンターパートを通じて、オリエンタルミンドロ州の保健衛生及び家畜衛生セクターとも新たな研究協力体制を構築することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度の目的であった実験区の設定が達成され、また次年度からの調査研究に向けて、現地の保健衛生及び家畜衛生セクターとも新たな研究協力体制を構築することができた。これらの理由から、現在までの進捗状況を「(2)おおむね順調に進展している」とした。
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今後の研究の推進方策 |
フィリピン共和国オリエンタルミンドロ州において設定した試験区において、住民、スイギュウ及びイヌを対象に糞便(虫卵)検査ならびに虫卵からの寄生虫DNAの採取を行う。①:虫卵由来DNAサンプルのMGL解析から得られた情報を解析して寄生虫ライフサイクルを推定する。②①での成績を提示して、主要保虫宿主動物を対象としたMDAの実施について、手国カウンターパート、オリエンタルミンドロ州の保健衛生及び家畜衛生セクターと協議する。
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次年度使用額が生じた理由 |
現地での実験区設定を目的とした予備調査について追加調査の必要がなかったため。次年度に、オリエンタルミンドロ州において予定している調査研究に使用する。
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