研究分担者 |
尾上 陽介 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00242157)
遠藤 基郎 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40251475)
末柄 豊 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70251478)
吉川 真司 京都大学, 文学研究科, 教授 (00212308)
金田 章裕 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (60093233)
馬場 基 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (70332195)
本郷 真紹 立命館大学, 文学部, 教授 (70202306)
山本 聡美 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (00366999)
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研究実績の概要 |
1.所蔵機関の公開許可を得て、京都御所東山御文庫本・同別置本の史料画像5,052件262,883コマを閲覧可能な環境に整え、東京大学史料編纂所閲覧室の情報端末DB「Hi-CAT Plus」(「東京大学史料編纂所所蔵史料目録DB」改良版)から初公開した。 2.公益財団法人陽明文庫と京都府立京都学・歴彩館と東京大学史料編纂所との三者間で「公益財団法人陽明文庫所蔵資料のデジタル画像の収集及び館内公開に関する覚書」が締結され、2017年度より、京都府立京都学・歴彩館の閲覧室にて順次公開されることとなった。史料編纂所に続き国内2番目の公開であるが、この件に関して本科研は最大限の協力をした。 3.京都御所東山御文庫本22,253コマ、宮内庁書陵部所蔵九条家本10,332コマの画像の電子化を行い、東山御文庫別置御物「文選」等956コマ、陽明文庫所蔵「御茶湯之記」「槐記」「革文庫Ⅰ・Ⅲ未撮影史料」「佳品目録軸物史料」等近衛家伝来史料1,673コマの高精細デジタル画像を新たに蒐集した。 4.「陽明文庫講座」・「西尾市岩瀬文庫特別講座」・「金鵄会館講座」(於長野県立長野高校同窓会館)等の市民向け公開講座を18回開催し、のべ約2,169名の参加者を得た。 5.『日本古代人名辞典』増補改訂のため、出版予定の吉川弘文館編集部に、約25,000項の完成原稿を渡すことが出来た。また研究分担者の馬場基氏の指導・統括のもと奈良文化財研究所都城発掘調査部にて、同研究所及び他機関が調査した、平城宮跡ほか都城・官衙・集落・道路跡などで出土した木簡記載の古代人名データ約15,500件余件(名寄せなし。2015年度刊行『平城宮発掘調査出土木簡概報』43・44収載の木簡も含む)のうち、約3分の2の名寄せなど整理を行い、データ作成数が4,355件に達した。 6.京都大学所蔵壬生家文書の目録作成を行い全894点の目録を完成した。
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