研究課題
実効系機能を、局所回路および領域間回路の2方面から調べるため、それぞれについて実験を行い、以下のような成果を得た。局所神経回路の解析:遅延反応課題を遂行中するように訓練したラットにおいて、前頭葉の中で直早期遺伝子(c-fos)を発現する細胞を同定し、レーザーダイセクションによってこれを切り出して、網羅的な遺伝子発現解析を行う一連の手技を確立した。領域間神経回路の解析:ラット・サルに共通の遅延反応課題を訓練し、大脳皮質表面電位(ECoG)を記録するための予備実験を重ねて、電極配置の最適化、電極インプラント術式の最適化、解析プログラムの開発などを行うとともに、ECoG データの取得を開始した。
2: おおむね順調に進展している
局所回路および領域間回路の解析のいずれにおいても、技術の確立に予想以上の時間がかかったが、概ね順調に進展しているといえる。
技術的な問題はすべて解決したので、今後は実験をかさねてデータの収集のペースを加速させる予定。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 14件、 招待講演 5件)
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