研究課題
局所神経回路の解析:課題遂行中の前頭連合野内の神経活動の記録データを分析するとともに、ニューロンの発火パターンをもとにそれらを分類し、10ミリ秒の時間分解能で各ニューロンが表現している情報内容が経時的にどのように変化するのかを分析した。その結果をもとに、計算論的モデルを構築した。その結果、前頭連合野内に、論理的な思考を行うための動的アーキテクチャがあることが示唆された。領域間神経回路の解析:前頭連合野内の「遅延ニューロン」の標識によって、それらの大部分が線条体に投射していることが明らかになり、視空間作業記憶の神経基盤が、皮質-基底核ループ回路である可能性が示唆された。また、作業記憶中の経頭蓋磁気刺激(TMS)による機能阻害実験における二重乖離によって、前頭前野背外側部、運動前野のそれぞれが、感覚性および運動性の視空間作業記憶を担っていることが示唆された。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (8件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 11件、 招待講演 8件)
Journal of Cognitive Neuroscience
巻: 30(3) ページ: 307-318
10.1162/jocn_a_01207
Journal of Neuroscience
巻: 37 ページ: 2387-2394
10.1523/JNEUROSCI.2155-16.2017
Neuroscience Research
巻: 125 ページ: 54-59
10.1016/j.neures.2017.07.003.
PLOS ONE
巻: 12(7) ページ: e0180960
10.1371/journal.pone.0180960. eCollection 2017
Nature Communications
巻: 7 ページ: 12554
10.1038/ncomms12554.
Journal of Neruoscience Methods
巻: 263 ページ: 68-74
10.1016/j.jneumeth.2016.02.005.
Frontiers in Systems Neuroscience
巻: 10 ページ: 99
10.3389/fnsys.2016.00099
Journal of Neurosciecne
巻: 36 ページ: 5736-5747
10.1523/JNEUROSCI.0230-16.2016