研究実績の概要 |
本研究は,基礎理論から実証実験への展開という従来のロボティクスの方法論ではなく,実証実験から基礎理論を導出するフィールドスタディ型方法論による,ロボティクスの革新を目指す.そのためには人が現場の臨場感を把握しロボットへ思い通りの意図を伝達できる高いレベルのユーザインタフェースを実現し,その運用から基盤となる学術基礎理論を確立検証する手法が必要になる.本研究では,作業移動ロボットと任意視点から撮影可能な飛行ロボットのペアを組織し,状況の撮影とそこで生じる全情報を記録できるシステム基盤を用いて,オフィス,工場,危険地域のフィールドでの実践的タスクによる実証実験から,テレモニタリング・マニピュレーション技術,自己診断修復型身体構成法,共自律性知能ロボット要素,の3つの基礎理論を確立し,これらを核に知能ロボット学術分野の再体系化を行う
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