研究課題
平成27年度は、前年度までに開発したセミパラメトリック階層混合モデルと経験ベイズ推定に基づく解析法を遺伝子多型データ解析用に修正し、ゲノムワイド関連研究データを想定したシミュレーション実験を通してその性能を評価した。また、サブグループ解析を想定して多次元モデルに拡張し、予後因子・治療効果予測因子解析への適用を試みた。一方、方法論研究として、判別対象変数のクラス間で共変量の分布が異なる場合の判別解析や外れ値が含まれるデータに対するロバストなクラスタリング解析法を開発した。治療法開発の臨床試験では、早期の探索的臨床試験(多剤を同時に評価する場合も含め)のデザイン法について、頻度論、ベイズ流の双方のアプローチから検討し、新規方法の開発と従来法との比較を行った。治療法の検証を行う第三相臨床試験については、治療効果予測マーカー・診断法を用いた臨床試験の症例数設計と中間解析法について検討した。また、治療効果予測マーカーに基づいて解析対象が適応的に選択される場合を想定して、治療効果の偏りのない推定を行う方法を開発した。併せて、各種がん、循環器疾患などの多くの疾患の臨床研究への適用を行った。最終年度としての成果報告も兼ねて、海外研究協力者も招聘しての国際ワークショップを平成27年8月に米国シアトルにて開催した。また、その記録集として洋書を出版することとなり、25-30程度のチャプターの構成と著者との調整、原稿執筆を行った。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 17件、 査読あり 17件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 9件、 招待講演 12件) 図書 (4件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
American Journal of Transplantation
巻: 16 ページ: 1248-1257
10.1111/ajt.13583
Gastric Cancer
巻: 19 ページ: 616-624
10.1007/s10120-015-0489-9
Prostaglandins Revisited
巻: 93 ページ: 32-39
10.1159/000441665
Neural Computation
巻: 28 ページ: 1141-1162
10.1162/NECO_a_00833
Statistics in Medicine
巻: 34 ページ: 3194-3213
10.1002/sim.6533
Japanese Journal of Biometrics
巻: 36 ページ: 1-12
Biometrics
巻: 71 ページ: 25-32
10.1111/biom.12253
Osteoporos Int
巻: 26 ページ: 765-774
10.1007/s00198-014-2964-2
巻: 34 ページ: 3029-3039
10.1002/sim.6550
International Journal of Clinical Oncology
巻: 20 ページ: 1161-1170
10.1007/s10147-015-0840-5
Therapeutic Innovation & Regulatory Science
巻: 49 ページ: 93-99
J Natl Cancer Inst
巻: 107 ページ: 133
10.1093/jnci/djv133
Pharmaceutical Statistics
巻: 14 ページ: 369-376
10.1002/pst.1695
Int J Clin Oncol
巻: 20 ページ: 490-498
10.1007/s10147-014-0753-8
J Diabetes Investig
巻: 6 ページ: 640-646
10.1111/jdi.12363
Entropy
巻: 71 ページ: 5673-5694
10.3390/e17085673
巻: 17 ページ: 404-416
10.1111/biom.12265
http://www.nagoya-biostat.jp/