研究課題
本年度は、昨年度に引き続き、1分子ゲノムDNA伸長ナノデバイスの高集積化を継続して進めた。メチル化部位の超高感度検出を行うための新規ナノ材料開発と全体のデバイス化を進めた。1分子ゲノムDNA伸長ナノデバイスにおいては、これまでに研究開発してきた要素技術の中で、各機能が最も高い性能を発揮でき、かつ最も高感度検出が達成できるナノデバイスの設計と試作を行った。1分子ゲノム伸長ナノデバイスは、DNAの高次構造を緩和する段階的な直径を有するナノピラー構造体(直径1000 nm→直径500 nm→直径100 nm)とDNAを効率的に伸長するナノスリット構造体(幅50 nm、高さ50 nm)を組合わせた。メチル化部位の超高感度検出を行うための新規ナノ材料の開発においては、これまでに開発してきたメチル化部位検出を可能とするナノ材料に、メチル化部位前後の配列情報を検出可能なナノ材料の開発に取り組んだ。その新規ナノ材料は、メチル化部位前後の配列特異的に結合可能なオリゴ配列を有しているため、オリゴ配列の結合とメチル化部位の検出によって、メチル化部位前後の配列情報を含んだメチル化シトシンの検出が可能となった。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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