研究成果の概要 |
本研究はRNAの造形力を利用した医薬品探索を目的としたもので、SELEX(人工進化)技術を用いてMidkine, Autotaxin, FGF2等の創薬標的タンパク質に結合するRNA分子(アプタマーという)を創成し、in vitro(細胞)試験でそれらの特性を明らかにし、in vivo(動物)試験で癌・線維症・骨疾患等の適応疾患に対する薬効を確認した。このうち、Autotaxin・アプタマー複合体のX線結晶構造を2.0オングストロームの解像度で明らかにすることに成功し、アプタマーの阻害機序を原始レベルで明らかにした。
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