研究課題/領域番号 |
24242002
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中島 隆博 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (20237267)
|
研究分担者 |
原 和之 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00293118)
石原 孝二 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (30291991)
清水 晶子 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40361589)
石井 剛 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40409529)
小林 康夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (60153623)
齋藤 希史 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (80235077)
村松 真理子 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (80262062)
梶谷 真司 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (50365920)
ラム ウィンカン (林 永強) 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (90636573)
|
研究期間 (年度) |
2012-10-31 – 2015-03-31
|
キーワード | 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 思想史 / 現代思想 |
研究概要 |
まず「ステップ(1)現代思想のマッピング」に関して、10回のリサーチ・ミーティングを行った他、海外研究者の招聘講演を2回行った。平成25年11月9日にはギュンター・ペルトナー教授による講演「〈見えること〉の奇跡--中世における〈美しさ〉についての思索」が行われ、12月15日にはディディエ・フランク教授を招き、UTCPとの共催でレヴィナス、ハイデガー、ニーチェに関するワークショップを行った。 「ステップ(2)カテゴリー毎の分析」に関しては、10回のリサーチ・ミーティングを行った他、海外研究者の招聘講演を2回行った。4月10日にはロッコ・ロンキ教授の講演「盲目の直観--現代思想における精神分析と現象学の討論」が行われ、10月25日にはピエール・ブリュノ氏による講演「幻想、欲望、および法 」が行われた。 「ステップ(3)カテゴリー横断的比較思想分析」に関しては、4回の海外講演を行った。6月7日・8日にベルリンCenter for Literary and Cultural Researchにて開かれたワークショップでは、研究代表者の中島が報告を行い、6月21日には中島がソフィア大学にて講演“De Anima in East Asia”を行った。9月6日・7日には、オーストラリア国立大学で国際会議“After New Confucianism: Whither modern Chinese philosophy”が開かれ、中島および研究分担者の石井、林が報告を行った。平成26年2月3日には、ヤンゴン大学でシンポジウム“Co-existence in Asian Thought”が開かれ、中島および研究分担者の小林が報告を行った。さらに平成26年2月23日には、特任研究員の馬場が企画、司会、報告を担当する若手ワークショップ「「ヨーロッパ」とその他者」が行われた。 「ステップ(4)新しい普遍の創出」に関しては、平成25年11月24日にCPAGブックプロジェクト・ワークショップを開き、研究代表者と研究分担者が参加し、新しい普遍の創出に寄与する書籍の刊行に向けた話し合いが行われた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ステップ(1)とステップ(2)については、それぞれリサーチ・ミーティングを10回ずつ行い、海外研究者の招聘講演も各2回ずつ行うことができた。またステップ(3)についても、4回の海外講演および若手ワークショップを行うことができた。ただステップ(4)については、ブックプロジェクト・ワークショップを行い、話し合いを進めるに留まった。以上の経過から、全体としては概ね順調に進展しているといえる。
|
今後の研究の推進方策 |
これまでは、おもにステップ(1)からステップ(3)が中心となりリサーチ・ミーティングが行われてきた。最終年度となる平成26年度には、新しい普遍の創出に関わるリサーチ・ミーティングに注力する。
|