研究課題
共同研究の最終年度にあたり、これまでの研究を継続・発展させるとともに、その成果を発表し、新たな課題にも取り組んでいった。計画当初の予定通り、国際18世紀学会の第14回国際大会(ロッテルダム・エラスムス大学)にて2つのセッションを開催した(いずれも2015年7月31日実施)。1)研究代表者の齋藤渉を責任者として「Enlightenment and Fiction」(S194)を企画し、齋藤、後藤正英、上村敏郎、隠岐さや香のほか、Saurabh Pandkar氏の発表を交えたセッションを実施した。2)研究分担者の武田将明の企画する「Fiction and Perception: the Novel and the Theatre as Devices For the Enlightenment」(S217)では、武田、久保昭博、大崎さやの、菅利恵が発表し、ディスカッションを行なっている。このほか、18世紀に展開されたフィクション(特にドイツ語圏の小説)理論を考察する研究会(発表:北原寛子(小樽商科大学 客員研究員)「18世紀ドイツの小説論争――ゴットハルト・ハイデッガーとブランケンブルクを中心に」2015年6月25日)、18世紀に先立つ17世紀の演劇批判をあつかう研究会(発表:森元庸介(東京大学)「フィクション、このどうでもよいもの:キリスト教決疑論のなかの演劇」ほか、2016年2月23日)、さらに、18世紀以降の言語思想・解釈学をテーマとする講演会(発表:ヘンドリック・ビールス教授(Jacobs University Bremen)「Die Aufgaben der Interpretation - nach Schleiermacher」2016年3月22日)など、多くの研究会・講演会を開催し、考察を深めた。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うちオープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件、 査読あり 4件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 9件) 図書 (4件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
ドイツ学研究
巻: 70 ページ: 53-86
クァドランテ
巻: 18 ページ: 145-155
ドイツ文学 Neue Beitraege zur Germanistik
巻: 152 ページ: 17-33
教養学部報(東京大学教養学部)
巻: 577 ページ: 1
現代思想
巻: 54 ページ: 240-247
地中海学研究
巻: 38 ページ: 49-65
演劇学論集
巻: 60 ページ: 115-140
イタリア地中海研究叢書1 ダンヌンツィオに夢中だった頃
巻: 1 ページ: 242-250
巻: 61 ページ: 21-38
群像
巻: 12月号 ページ: 72-111
http://www.usus-fictionis.jp/