研究課題
本共同研究は、17世紀以降のグローバリゼーションの進展がローカルな地域社会に与えた影響を長期的かつ実証的に考察するものであり、具体的には東南アジアのジャワ島における3つの海港都市(バタヴィア、スマラン、スラバヤ)を事例として分析を行なってきた。その際、海港都市の一般分析班と華人社会分析班に分かれて、海域アジア一般との比較分析や連関性分析、さらには世界経済の変動のなかでの位置づけに関する研究を進めた。分析ツールとして、オランダ語史料や漢文史料といった多言語の史料を利用し、多くの歴史情報を入手することに努めた。最終成果の論文集の刊行に向けて、国内研究会を3回開催して執筆者間で各原稿について意見交換し、首尾一貫した完成度の高い内容に仕上がった。この論集は世界思想社から刊行されるとが決まっている。最終年度の研究成果としては、論文2件、学会報告6件、図書7件がある。本研究の研究成果の一部を、2016年2月18日に開催された国際ワークショップ「戦前期日本の南方関与と台湾・南洋」において報告した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 3件) 図書 (7件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
歴史と地理
巻: 通巻684 ページ: 52-55
広島東洋史学報
巻: 20 ページ: 1-18