研究課題
基盤研究(A)
中性子スキンは原子核衝突の際の、反応断面積測定と荷電変化断面積半径の測定を通じて「陽子分布半径と中性子分布半径の差」に対応する物理量として求める事が出来る。Ni同位体は2重魔法数核を含み、非対称度が0~0.28と変化するので原子核の状態方程式(EOS)のパラメター決定・中性子星の構造に迫る事が出来る。当初ドイツ・GSIで実験する予定であったが本番実験を行えない事情が発生し、急遽国内の同等加速器施設である理化学研究所で本番実験を行う事に変更を余儀なくされた。このため、荷電変化断面積測定用原子番号識別検出器(イオンチェンバー)の製作が新たに要求され時間を要したがZ分解能4σの検出器が完成している。
原子核物理学(実験)