研究課題
基盤研究(A)
これまでに振動で現れた4例のタウニュートリノ反応を検出し、統計的有意性4.2σでミューニュートリノからタウニュートリノへの振動の存在を確立した。またそのうちの1例は崩壊の娘粒子であるμ粒子の電荷をマイナスと同定でき、正タウニュートリノ反応であると同定し、98%の確率で確かに正ミューニュートリノが正タウニュートリノへ振動している事を確認した。電子ニュートリノ事象に関しても探索を行ない、2年間の照射統計を用いて19事象を検出(期待値21.3事象)、混合角θ13に制限を与えると共に、LSND実験がクレームしている電子ニュートリノへの振動のパラメータ領域について制限を与えた。
素粒子物理学実験