研究課題
基盤研究(A)
惑星大気やプラズマの長時間連続観測を目指し、気球によって北極の成層圏を浮遊する望遠鏡「風神(FUJIN)」を開発した。高精度姿勢制御と目標天体追尾の技術実証を目的とした国内気球実験FUJIN-1は天候不良や気球制御システムの不具合によって実際に気球を飛翔させるまでには至らなかった。しかし、実験準備のための地上試験によってFUJIN-1の初期の目的は達せられたと判断し、北極での本格観測FUJIN-2の開発に進む判断を下した。将来的には地上、衛星に並ぶ第三の望遠鏡プラットフォームとしてメートルクラスの望遠鏡を大気揺らぎがない環境で半ば恒常的に運用する。
惑星大気物理学