研究課題/領域番号 |
24244082
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西 弘嗣 東北大学, 学術資源研究公開センター, 教授 (20192685)
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研究分担者 |
高嶋 礼詩 東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (00374207)
山中 寿朗 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (60343331)
桑原 義博 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 准教授 (90281196)
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研究協力者 |
Selby David Durham University, Department of Earth Sciences, Professor
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 白亜紀 / 温暖化 / 海洋無酸素事変 / 湿潤化 / 火成活動 |
研究成果の概要 |
極限温室期である白亜紀中期の海洋無酸素事変(OAE2, 1a)時期における北西太平洋の環境変動とその要因を明らかにするために,日本各地の同層準の地層に対して,微化石,炭素・オスミウム同位体比,粘土鉱物結晶化度測定を実施した.OAE2時期では,大規模火成岩岩石区の火山活動により,大量のCO2が放出され,顕著な湿潤気候がアジア大陸で発生し,大量の栄養塩を陸から海洋に供給した.このため,表層の生産性が増加し,貧酸素水塊が発達した.ただし貧酸素水塊の発達は10万年にも満たない比較的短い期間に発生した.一方,OAE1aについては,同地域において100万年間以上の長期間にわたり無酸素水塊の発達が起こった.
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自由記述の分野 |
微古生物学
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