研究課題
推進してきた複雑分子系の化学反応の理論化学・計算化学的研究をさらに発展させることを目的として、本年度は、次のテーマについて研究を行った。1. 化学反応径路自動探索(GRRM)戦術の構築と応用 a. AFIR法による分子内反応の遷移状態の自動探索法の開発 b. GRRM法のランタノイドf-f遷移のクエンチング機構への応用 c. AFIR法によるセスキテルペン類生成および異性化経路の自動探索 d. AFIR法を用いた不斉遷移金属および有機分子触媒反応機構の解明、2. 気相分子系の励起電子状態の化学反応 a. N(2D) + H2O 気相反応のためのD1およびD0状態のポテンシャル面 b. ニトロメタンCH3NO2の基底及び3個の一重項励起状態を経由した光解離反応のポテンシャル面と反応経路 c. ジアリールエチレン異性体の光開閉環反応の経路のスピン反転密度汎関数法による解明3. 炭素ナノ構造生成及び反応の機構と制御 a. 溶融表面をもつCu触媒によるグラフェン核生成過程のDFTB/MDトラジェクトリー研究4. ONIOM法を用いた生体分子内での化学反応機構と動力学 a. UVR8 Photoreceptorの光センシングとホモ2量体解離の機構5. ONIOM法に関する印刷120頁、引用文献800件に上る網羅的な総説を完成し, 発表した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件、 謝辞記載あり 14件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (20件) (うち招待講演 20件) 備考 (2件)
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