研究課題
繰り返し周波数1kHzのフェムト秒チタンサファイアレーザーシステムの中心波長を再生増幅器の中にぺリクルを挿入することにより880nm(ω) に同調し、BBOを用いた二重広帯域波長変換法により220nm 光(4ω)を発生し、CaF2の2光子蛍光法によりパルス幅を測定した(Appl. Phys. Express).パルス幅は45fs であった。 ωと4ωの合成電場を相互位相変化により制御するためのディレイラインを構築した。またガスジェットチェンバー、X線分光器、MCPチェンバーの差動排気システムを完成し、2波長電場による高出力高調波の発生を目指した。繰り返し周波数6kHzの単一モードチタンサファイアレーザーを開発し、904nmで10W以上の出力を得た(Jpn. J. Appl. Phys. )。この4倍波と1342nm光の光混合により、193nmにおいて、230mWの出力を得た(Photonic Westで発表) 。この光源を用いて中性子シンチレーター材料であるAPLF+Prの蛍光寿命測定を行った。ピコ秒モード同期チタンサファイアレーザー(800nm)の4倍波をKBBFを用いて発生し、その安定化と高出力化を行い、基本波と4倍波の光混合により、準CW160nmの発生を目指した。高性能プリズムカップルKBBF素子を開発し、準CW7eVおよび8eV 光源の高出力化を行い、東大物性研における高分解能光電子分光に供した。開発された超高分解能子電子分光は分解能において放射光を用いた従来法をはるかにしのぎ、新規超伝導体のみならず、様々な新物質に適用され、世界的な成果をあげた。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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JAPANESE JOURNAL OF APPLIED PHYSICS
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