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ユビキチンは，タンパク質分解をはじめとする多様な細胞機能を制御するシグナル分子としての役割を担うが，複数のユビキチン分子が数珠つなぎになったポリユビキチン鎖として機能する例が多く知られる．本研究では，K63結合型ユビキチン鎖を介したDNAの二重鎖切断（DSB）応答のメカニズムを原子の解像度で明らかにすることを目的として，DSB応答を制御するK63結合型ユビキチン鎖の合成・分解・認識に重要なタンパク質複合体の立体構造を決定した．さらに，構造情報に基づいて設計した変異体を用いて，in viroおよび細胞レベルでの機能解析を行うことで機能と構造の相関を明らかにした．
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