研究成果の概要 |
群体性ボルボックス目同型配偶ゴニウム(Gonium pectorale)の全ゲノム解読データを基に性決定領域の進化と多細胞化の初期進化が遺伝子・ゲノムレベルで明らかになった。ゴニウムの性決定領域にはボルボックスの新規メス・オス特異的遺伝子群は認められず、同型配偶の段階では獲得されていなかったことが推測された(Hamaji et al. 2016, G3)。 ゴニウムの全ゲノム解読データを単細胞クラミドモナスと細胞分化のある多細胞ボルボックスのものと比較解析した結果、細胞周期関連の遺伝子が多細胞化の原因であること明らかにした(Hanschen et al. 2016, Nat. Comm.)。
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