研究課題/領域番号 |
24248027
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 (2014-2015) 東京大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
大手 信人 京都大学, 情報学研究科, 教授 (10233199)
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研究分担者 |
村上 正志 千葉大学, 理学研究科, 准教授 (50312400)
西田 継 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (70293438)
堀田 紀文 筑波大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00323478)
杉山 裕子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (40305694)
大橋 瑞江 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (30453153)
尾坂 兼一 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教 (30455266)
田野井 慶太朗 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (90361576)
小田 智基 東京大学, 農学生命科学研究科, 特任助教 (70724855)
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連携研究者 |
小林 和彦 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (10354044)
中西 友子 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30124275)
石井 伸昌 放射線医学総合研究所, 研究員 (50392212)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 福島第一原子力発電所事故 / 放射性セシウム / 森林生態系 / 物質循環 / 浮遊粒子状物質 / 食物網 / 生物濃縮 / 経根吸収 |
研究成果の概要 |
福島県内で事故を起こした原発から約50km北西に位置する森林集水域において、137Csの動態観測を行った。その結果、渓流を通して流出する137Csの主要な形態は粒子状浮遊物質であり、有機物が重要なキャリアであることが示唆された。このため降雨時の洪水流出が137Cs流出を著しく促進することが明らかになった。森林生態系内における137Csの最大のプールはリターとその分解途上の有機物の堆積層にあるため、生物群集内の137Csの拡散は生食連鎖よりも腐食連鎖からなる食物網の方が急速に進んでいることが明らかになった。栄養段階に沿った137Csの増加は見られず、生物濃縮は生じていないことが明らかになった。
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自由記述の分野 |
森林生態学
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