研究課題
基盤研究(A)
亜鉛は必須微量元素のひとつであり、さまざまな分子の機能に不可欠であることが知られているが、細胞内外の亜鉛レベルの調節機構はあまりよく理解されていない。申請者は、インターロイキン-6およびそのシグナル伝達経路の生理機能を研究する過程で、亜鉛が細胞内のセカンドメッセンジャーとして機能することを発見し、「亜鉛シグナル」の分野を開拓した。本申請では、亜鉛シグナルを司る亜鉛結合タンパク質や亜鉛トランスポーターのノックアウトマウスを利用して亜鉛シグナルの分子機構および生理機能を包括的に解明した。
免疫学