研究課題
基盤研究(A)
LC-MS/MSを用いた解析法によりアミロイド原因蛋白質を同定法するため、後ろ向き及び前向き解析を実施。すでに診断がついている各種アミロイドーシスのホルマリン固定組織を解析したところ、本解析法と臨床診断の一致率は、97%で、非常に高い一致率を示した。前向き解析として、病型診断に至っていないアミロイドーシス患者21例の組織を解析。結果、本法と臨床診断との一致率は95%であった。以上より新たなアミロイドーシス診断法として有用な方法であることが判明した。高齢者の消化管に高率に認められる未知のアミロイドーシスに対して、同方法を駆使し、Ffibrin3が新たなアミロイド原因物質であることを同定発見した。
医歯薬学