研究課題
基盤研究(A)
本研究では痙攣を誘発することによりたこつぼ型心筋症を発症するマウス・ラットモデルを開発し、これを用いて、たこつぼ型心筋症発症のメカニズム解明を目指した。まず逆行性トレーサーにより左室心尖部を支配する交感神経は左側の星状神経節を介して、中枢は主に視床下部傍室核付近に存在することが明らかとなった。左室心尖部を支配する交感神経の中枢をマイクロサンプリングし、DNAマイクロアレイを用いた解析より同部位がCCL2などにより活性化され、その興奮が末梢に伝達していることが示唆された。さらに、星状神経節において、ニューロペプタイドY(NPY)の発現が上昇していることが確認された。
分子生物学