研究課題
北海道難治性喘息コホート研究は、初回の患者登録を終了し、計206人(難治性127人 軽症・中等症79人)の喘息患者において、特に副鼻腔病変の合併に焦点を当て、上下気道との関連、血中バイオマーカーとの関連を英語論文報告した。更に、重症喘息のみに焦点を当てたクラスター解析の結果が、正確な呼吸機能検査の結果を元に英語論文投稿し、現在リバイズ中である。また、肺拡散能、呼気中NO濃度、肥満に焦点を当てた論文が完成に近づいており、現在投稿準備中である。また、各種遺伝子多型と喘息病型との検討も進行中であり、一部は論文投稿準備中である。更には、3年間のフォローアップ期間の延長も決定し、呼吸機能の経年変化を含む、今後の長期的な予後との解析も可能となる。COPD研究においては、COPD患者の中での喘息様所見に着目し、10年の経過による生命予後との関連を英語論文化し、更に、詳細な解析結果を現在論文作成中である。また、フォローアップ中の肺癌の発症、血中細胞分画との関連についても、論文作成中である。また、両疾患コホート集団を合わせた検討も展開しており、今後多くの報告を予定している。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Am J Respir Crit Med
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DOI: 10.1164/rccm.201602-0353OC
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