研究成果の概要 |
ポリコーム遺伝子Ezh2がマウス急性白血病モデルにおいて白血病幹細胞の維持と分化抑制に機能することを明らかにした (Blood 120:1107, 2012)。一方で、実際骨髄球系腫瘍で機能喪失型変異が認められるEzh2遺伝子をマウスで欠損させるとMDS/MPNあるいはMDSを発症すること、Tet2変異やRUNX1変異と合わせると、その病態が優位に促進されることを確認し (J Exp Med 210:2627, 2013; Nat Commun 5:4177, 2014)、EZH2機能不全のMDS, MDS/MPNにおける病因論的意義を明らかにした。
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