研究課題
基盤研究(A)
我々が以前行った滲出型加齢黄斑変性(AMD)のゲノムワイド関連解析により明らかにした疾患感受性遺伝子の一つであるTNFRSF10Aの発現、機能解析を行った。TNFRSF10Aは、網膜色素上皮細胞で恒常的に発現しており、リスクアレルを持つと発現が低下することを明らかにした。TNFRSF10Aは、酸化ストレスに対して抗酸化作用を有しており、rs13278062のアレル変化は、この機能変化をもたらし、AMD発症と関連している可能性が示唆された。さらに、滲出型AMDに対して現在臨床で用いられている抗VEGF療法の治療効果との関連が示唆される4つの頻度の低いSNPを同定した。
眼科学