本研究は、主星の周りを回らない「浮遊惑星」をより多く発見し、その存在量、質量分布を見積もるために、我々MOAグループが行っている重力マイクロレンズによる系外惑星探査を4年間継続した。平成24-27年度の2月から11月に、日本人メンバー及びNZ現地観測員が、1.8m望遠鏡で銀河系バルジの50平方度を高頻度観測し、約2,500個のマイクロレンズイベントをリアルタイムで発見し順調に統計をためることができた。現在はこれまでに観測されたデータを解析して、タイムスケールの短い浮遊惑星候補がどれぐらい存在するかを統計的にまとめる準備をしている。
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