なぜモンゴル人は口唇口蓋裂患者が少ないのか－乳製品の予防効果判断－

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24256006
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 愛知学院大学
• 研究代表者: 夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (90183532)
• 連携研究者: 古川 博雄 愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (70291763) ; 新美 照幸 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (70291763) ; 南 克浩 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70346162) ; 酒井 映子 愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (80148254) ; 山中 克己 名古屋学芸大学, 栄養学部, 教授 (40351209) ; 大塚 隆信 名古屋市立大学, 医学研究科, 教授 (10185316) ; 千田 彰 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (80097584) ; 服部 正巳 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50113072) ; 前田 初彦 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (30175591) ; 井上 誠 愛知学院大学, 薬学部, 教授 (50191888) ; 池田 やよい 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (00202903) ; 嶋﨑 義浩 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (10291519) ; 三谷 章雄 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50329611) ; 野本 周嗣 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (40300967) ; 武部 純 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50295995) ; 冨士谷 盛興 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (60190055) ; 吉田 和加 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513210) ; 早川 統子 愛知学院大学, 心身科学部, 講師 (90609710) ; 井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513187)
• 研究協力者: 山内 楓子 ; 永田 映里佳 ; 紅 順子 ; 伊東 雅哲 ; 夏目 長奈
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: モンゴル / 口唇裂 / 口蓋裂 / 乳製品 / 予防 / 先天異常の予防 / チーズの効果 / 疫学研究

研究成果の概要

(1)モンゴルにおける食生活習慣と口唇・口蓋裂発生との関連についての疫学調査　乳製品や肉類、卵の摂取について患児の母親と健常者の母親との差が有意にあり、これが本症予防効果である可能性が示唆された。喫煙習慣にも違いがみられ、喫煙が本症発生に何らかの影響を及ぼす可能性も考えられた。
(2)モンゴルチーズの口唇口蓋裂予防効果の確認　A/Jマウス生存胎仔数92.9％で、胎仔死亡率は対照群で20.6％であったのに対し、実験群ではわずか7.1％と有意に成功していた。口唇口蓋裂発現に関しては、チーズを摂取した群の口唇口蓋裂の発生率は6.5％で対照群11.7％より有意に低かった (P=0.041) 。

自由記述の分野

口腔外科学