研究課題/領域番号 |
24300016
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
井口 寧 北陸先端科学技術大学院大学, 情報社会基盤研究センター, 教授 (90293406)
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研究分担者 |
福士 将 山口大学, 理工学研究科, 准教授 (50345659)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 音楽電子指紋 / FPGA / LSH / ハッシュ / ハミング距離 / 電子透かし / リコンフィギャラブル / ライセンシング |
研究実績の概要 |
音楽ファイルの特定のための,超高速電子指紋検索に取り組んだ.指紋の計算は以前に取り組んだので,今年度は計算した指紋に最も近い指紋を,データベースの中から高速に検索する方法を開発した.特に今年度はこれまでの研究成果を実装し,動作を検証することに注力した. 電子指紋の検索法として,従来のハッシュ法ではFPGAのメモリ容量の点で高速化が難しいので,階層的な検索を行い,これを実現するために従来のLSH法を階層化したStaged-LSH法を開発し,FPGA上に実装した.昨年取り組んだ外部D-RAMを用いた検索高速化手法を再検討し,今年度はシミュレーションばかりでなく,実際にデバイスを用いた評価システムを構築した.開発した指紋検索回路は最終的にXilinx Virtex-7 CV709 FPGAボードに実装し,正しく機能することを検証した.現在はプロトタイプなので,今後は継続して高精度化などに取り組む予定である. 更に計算基盤として,GPGPUの利用や Network on Chip を実現するための階層型相互結合網についても研究を行った.階層型相互結合網については,大規模化する際に問題となる,コア間結合,チップ間結合,ボード間結合,キャビネット間結合のような物理的な階層構造と,相互結合網の持つ階層をマッチングさせ,消費電力性能に優れる階層型相互結合網として3D-TESHの提案に到った. 共同研究者においては,Network on Chipのルーティングやフォールトトレランスについて研究を行い,耐故障制に優れるルーティング手法を開発した. 最終年度なので,これまでに構築した電子指紋計算アルゴリズム HiFP 2.0や,その設計指針についても取りまとめ,論文として発表した.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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備考 |
電子情報通信学会 北陸支部 学生優秀論文発表賞,Faiz Al Faisal 他, "Introduction of a New Interconnection Network that achieves high performance for ..." 情報処理学会 北陸支部 優秀論文発表賞,河村 知記 他, "GPU分散コンピューティングのためのデータ転送を考慮したデータ分割"
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