本研究では、災害時などにおいてモバイル端末のみで一時的に構成されるアドホックネットワークを想定し、救助員などの複数のユーザが協調作業を行う場合のデータアクセスの支援を目的とした技術開発を行った。特に、Top-k検索(条件に合致する上位k個のデータの検索)やk最近傍検索(指定位置に近いk位までのユーザやデータを検索)などの高度な検索を実行するための技法を確立した。 本研究の成果は、論文誌8編、学会発表33件、図書1件で公表されており、モバイル分野で世界最高峰の論文誌などが含まれている。 本研究の考案技術は、災害時などの情報共有を飛躍的に向上する可能性があり、社会的な意義が大きい。
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