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2014 年度 実績報告書

多施設間の統合退院サマリーデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 24300098
研究機関千葉大学

研究代表者

鈴木 隆弘  千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (40323422)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード医療情報 / テキストマイニング / 退院時サマリー / 多施設共同研究
研究実績の概要

本年度はこれまでに作成したデータベースを応用し、病歴をそのまま入力して各施設別と全国共通のベクトルを切替えて類似症例を検索することができる機能を備えたWebアプリケーションを開発した。サーバは千葉大学に設置し、インターネットからも利用可能とした。加えて、高知大学病院の退院時サマリーデータを再取得し、参加7病院各々の検証用データとモデルデータの組み合わせによる7対7のクロスマッチ判定および、全病院のデータを統合したモデルデータとの間での自動判定を、DPCコードの14桁全てと上位6桁のそれぞれで行った。対象のサマリー数は千葉大学42690例、大阪大学42867例、香川大学40076例、高知大学13976例、長崎大学41466例、佐賀大学28753例、聖路加国際病院37483例で、総計は247311例であった。
類似症例検索システムのレスポンスは、入力された文章が200文字以下の場合で平均5秒以内、500文字で7秒、1000文字でも10秒程度と速く、精度はオフライン検索と同等で十分な速度と精度を示した。疾病を表すDPC6桁までを用いたクロスマッチ照合の結果では、いずれの病院でも自施設のモデルデータと検証データの組み合わせでは、77~82%が一致と高い判定率を示した。異施設との間では57~77%の判定率に低下するものの、全施設を統合したモデルデータとの検証では自施設と同等の判定率を示した。DPC14桁全て一致での判定結果では、判定率は自施設同士で65~73%、異施設との間でも44~60%と6桁よりは下がるものの高率を示した。統合モデルデータとの照合では、6桁の場合と同様に自施設と同等の判定率を示した。
今回開発したアプリケーションは参加施設でも設置可能で、その場合は自施設のサマリー原文にもアクセス可能とした。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

26年度が最終年度であるため、記入しない。

備考

検索対象のモデルデータを共同研究先の7病院及び全病院統合のモデルデータから選択して類似症例検索が出来る、本研究の成果を応用したシステムのデモサイト。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Clinical application of the integrated multicenter discharge summary database2015

    • 著者名/発表者名
      Suzuki T, Doi S, Hatakeyama Y, Honda M, Matsumura Y, Shimada G, Takasaki M, Tsumoto S, Yokoi H, Takabayashi K.
    • 学会等名
      Medinfo2015
    • 発表場所
      Frei Caneca Convention Center(Sao Paulo city, Brazil)
    • 年月日
      2015-08-19 – 2015-08-23
  • [学会発表] 多施設データを集約した退院サマリー検索システムの構築2014

    • 著者名/発表者名
      鈴木隆弘, 土井俊祐, 嶋田元, 高崎光浩, 津本周作, 畠山豊, 本多正幸, 松村泰志, 横井英人, 高林克日己
    • 学会等名
      第34回医療情報学連合大会
    • 発表場所
      幕張メッセ(千葉市美浜区)
    • 年月日
      2014-11-06 – 2014-11-08
  • [備考] 類似症例検索システム(DPC) PINACO-D

    • URL

      http://180.43.191.30/csp/chiba/login.html

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公開日: 2016-06-01  

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