研究課題
線維芽細胞からのペースメーカー型細胞への再プログラミング:GATA4、Tbx5、MEF2cの遺伝子導入をおこなったが、心筋細胞への形質転換効率は非常に低く、HCN4発現細胞由来の化学発光を測定できなかった。この方法ではあらかじめ心筋をエンリッチすることが必須で、そのためには心筋マーカー分化マーカーを発現するalphaMHC-GFP TGマウスとHCN4+/Lucとを交配し、ダブルトランスジェニックマウスを作成する必要があるため、今回は、この分化誘導法は中止した。iPS細胞からのペースメーカー型細胞への再プログラミング:心筋への分化誘導効率が低く、再度iPS細胞株の樹立が必要と思われた。さらに心筋細胞をエンリッチすることが必要と思われた。そのためにはHCN4+/LucとNanog puro KIとalphaMHC-GFP TGとを交配し、トリプルトランスジェニックマウスを作成する必要があり、現実的に実施困難である。そのため今回はこの分化誘導法は中止した。培養心室筋細胞からのペースメーカー型細胞への再プログラミング:一般的なイメージング機材であるLAS4000でもHCN4発現心筋細胞の化学発光を簡単に測定できることがわかった。これまで使用していたアデノウイルスベクターは細胞毒性が高く、非特異的にHCN4発現を抑えてしまうため、レンチウイルスベクターに切り替えた。これまでのところnativeのペースメーカー細胞に匹敵するほどの強いHCN4発現を誘導することには未だに成功していないが、十分に実用性の高いスクリーニングシステムを開発することに成功した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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