研究課題
当研究では、患者個々の各々のモダリティからの放射線被曝情報を統括して管理できる医療放射線被曝管理システムの構築を目指しており平成27年度は下記の検討などを重点的に行った。◎基礎研究関連:ラジレックを含め被曝評価用の各種線量計について、ファントム実験等の基礎的検討を行い測定精度等について評価した。さらに臨床における被ばく測定などを行い、被曝線量を正確に測定できるか等について詳細に検討した。◎DICOM関連研究:RISと線量計とMPPSインターフェイスを用いたシステムを更に発展させ、面積線量計が無いシステムにおいても、皮膚線量に自動的に変換し管理できるような仕組みを開発した。これにより特に一般撮影領域の患者被ばく管理において有用性が認められた。DICOM Radiation Dose Structure Report(RDSR)を、汎用的なファイルに変換し線量管理するソフトを開発した。またラジレックの臨床研究による線量データをweb上で操作するためにDICOM変換システムを開発し線量の解析評価を可能とした。さらにIVRにおけるDICOM RDSRを用いた患者被ばく線量管理ソフトの開発し、基礎的検討を行った。これらの成果は被ばく線量の増大が問題となっているIVR領域の被ばく管理において有用である。@以上から得られた結果をとりまとめて、国際学会を含めた多数の学会等で研究発表するとともに、成果について論文投稿し公表を行うことができた。主な研究協力者:田野政勝、田頭豊、稲葉洋平
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 1件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件)
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