心エコー法による虚血メモリーイメージング法が近年注目されているが、3Dエコー法での検討は行われていない。3D法は2D法でみられる様々な問題を克服できる可能性がある。本研究では動物実験により、3Dスペックルトラッキング心エコー法を用いた虚血メモリーイメージングを開発するための基盤となる研究を行った。その結果、虚血時にみられる微細運動であるpost-systolic shorteningは3D法においても虚血回復後に残存し、虚血メモリーの評価が可能であった。その評価には左室の円周方向の動きの解析が優れていると考えられた。
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