視覚障がい者に対し,失われた光の情報を最先端光学情報技術(可視光通信技術)により提供する新しい環境認知装置について研究した.これらの技術はロボット制御にも応用可能であり,一般のLED照明環境を照明としての働きと同時に位置情報を送信する目的にも使用し1秒間隔でデータを得ることができる.具体的には,照明輝度レベル変化を利用した情報送信に対し,魚眼レンズを用いることにより計測範囲を拡大し測位精度を向上させた.照明器具の位置としてその重心に対応した座標(固有ID)を高速イメージセンサで取得する方式を採用し,最終的に受信機の座標を算出した.その結果,歩行者の実時間位置提示と小型ロボット制御を実現した.
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