研究課題
平成26年度は、平成24年度・平成25年度までに構築した筋腱動態計測法を応用した実験を行い、その成果を学術論文として報告した。具体的には、1)「バネ能力」のトレーニング効果、2)骨格筋・腱動態の改善方法、以上2点に関連する研究を計画し、スケジュール通りに計画を遂行することができた。1)「バネ能力」のトレーニング効果に関する研究では、対象筋に下腿部に加えて大腿部を加えた。また、研究成果をより広く普及させるため、当初計画していたジャンプのみではなく、ランニングを指標の一つに追加した。その結果、スクワットエクササイズの強度がジャンプパフォーマンスに及ぼす影響や、複数の筋が起始と停止をもつ股関節と膝関節のランニング中の関係が明らかになった。また、パフォーマンスの向上、もしくは疲労軽減効果を狙ったデバイス(コンプレッションウェア)の効果についても検証し、骨格筋収縮特性とこれら外部デバイスに関連する新たな知見を得ることができた。これら一連の骨格筋収縮特性に関連する腱の作用については、筋収縮によって誘発されるアキレス腱のモーメントアームを三次元表示する新たな技法を考案することにも成功した。2)骨格筋・腱動態の改善方法については、11名の若年男性に対して三ヶ月間のレジスタンストレーニング(ニーエクステンション)を実施し、当初の計画通り縦断的にトレーニング効果を追跡した。解析対象とした外側広筋の解剖学的な筋横断面積や羽状角に有意な差が認められ、生体軟組織が筋肥大と密接に関連する新たな知見を大腿部にて発見した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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