研究課題/領域番号 |
24300257
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
大島 寛史 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (80433209)
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研究分担者 |
糠谷 東雄 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 研究員 (00094342)
伴野 勧 静岡県立大学, 食品栄養科学部, その他 (60554011)
合田 敏尚 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (70195923)
三好 規之 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (70438191)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 健康と食生活 / オゾン酸化コレステロール / アルデヒド / 生活習慣病 |
研究実績の概要 |
コレステロールのオゾン酸化物であるsecosterol-Aとそのアルドール化により生成するsecosterol-Bは、強い細胞毒性を示し、慢性炎症などの強い酸化ストレス下でその存在量が著しく増加することが知られている。同様に、酸化ストレス下で高濃度に生成する活性酸素・窒素種は不飽和脂肪酸やアミノ酸を酸化し、多種多様なアルデヒド類を生成する。これらのアルデヒド類は、生体成分であるタンパク質・核酸と反応して付加体を生成し、タンパク質の機能不全を誘発し、また核酸付加体は修復されないと突然変異の原因となることから、酸化ストレスに関連する生活習慣病(動脈硬化症、神経変性症、がんなど)の発症において重要な役割を演じているものと考えられる。そこで、secosterol類のHPLC-MSによる分析法をさらに改良し、生体内に存在するすべてのアルデヒド・カルボニル化合物を網羅的に分析する方法を開発した。続いて、ヒト血漿中に存在するアルデヒド類の種類・濃度と大腸がん発症との関連について検討するため、開発した方法を用いて、正常及び肥満体重の健常者及び大腸がん患者の血漿(合計約40試料)についてアルデヒド類の網羅的分析を行った。現在結果を解析中である。一方、多層カーボンナノチューブは、環境発がん物質であるアスベストと同様に、肺に吸入されると、肺内で慢性炎症を引き起こし、肺がん、中皮腫などの悪性腫瘍を引き起こす可能性が危惧されている。そこで、多層カーボンナノチューブを肺内投与したラット肺試料について、カルボニル化合物を網羅的に分析解析した。カルボニル化合物の投与により、未知のアルデヒドを含めて、多くのアルデヒドが肺内において生成・存在することが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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