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2012 年度 実績報告書

臨床体験型コンピュータシミュレーション教材の標準化と医歯学融合教育での教育効果

研究課題

研究課題/領域番号 24300280
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

木下 淳博  東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 教授 (10242207)

研究分担者 大谷 啓一  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10126211)
荒木 孝二  東京医科歯科大学, 医歯学教育システム研究センター, 教授 (70167998)
吉田 直美  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (50282760)
小長谷 光  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (20251548)
近藤 圭子  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20282759)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード歯学 / 臨床 / 教材開発 / eラーニング / コンピュータシミュレーション
研究概要

歯科臨床のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)の新規開発を進め、研究班内で内部評価するとともに、他大学での実施を踏まえた教材の標準化を行った。
上記内部評価が終了した教材を、研究班以外の教員、歯科臨床研修医、臨床系大学院生等に実施させ、教材作成に関わらない立場から教材のレビューを行い、他大学でも活用可能となるように標準化した。
教材をeラーニングシステムから配信し、アカウントを配布した学生に実施させて、教材の流れや、意図がつかみにくかった点、解説で理解しにくかった点、自ら選んだ選択肢が不適切である理由が理解できなかった点等をアンケート調査し、その結果を基に教材の改訂を行った。
教材実施時の実施履歴と得点、学習者による教材評価を、サーバに蓄積し、任意の時点で抽出できるシステムを運用した。
教材の学習履歴(成績)と実施した学習者の成績の相関を分析して教材の妥当性を評価するためのデータを集めた。
具体的な実施内容は次の通り。
・医歯学融合教育履修学生、歯学科学生、口腔保健学科学生向け、歯科臨床研修医、新人歯科衛生士向け、および患者教育用の新規教材を開発し、研究班内で教材の内部評価を行うとともに、研究班以外の教職員等に依頼して教材レビューを行うことにより、教材の標準化を行った。
・医歯学融合教育履修学生、歯学科4年生、5年生、6年生、口腔保健学科2年生、3年生に対し、授業で教材を活用し、新たな授業形態としての応用可能性を示すとともに、学生から高い評価を得た。
・教材実施履歴・成績の蓄積・抽出を行い、教材の有効性、妥当性を評価するデータを集めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新規コンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)を開発し、内部評価、レビューを実施して標準化した。さらに、教材を学生等に活用して、新たな授業形態、教育手法としての応用可能性を示すとともに、学生から高い評価を得た。

今後の研究の推進方策

前年度に引き続き、歯科臨床のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)の新規開発を進め、研究班内で内部評価するとともに、他大学での実施を踏まえた教材の標準化を行う。また、新たな授業形態としての応用可能性、有効性を示す。

次年度の研究費の使用計画

当初計画していたよりも高性能のPCが必要となったため、次年度の研究費と合わせてPCを購入した方が、研究の目的を達成できると判断したため。翌年度の研究費と合わせてPCを購入し、教材開発、評価、レビューを行う予定。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (9件) 図書 (1件)

  • [学会発表] コンピュータシミュレーション教材を活用した歯科衛生士スタッフ教育の実践報告.2013

    • 著者名/発表者名
      吉田ひとみ,三浦佳子,中林美恵,葛西美樹,上原沙友里,竹廻祐希,渡部沙慧子,鈴木聖一,森山啓司,木下淳博
    • 学会等名
      第7回医療系e-ラーニング全国交流会
    • 発表場所
      徳島
    • 年月日
      2013-01-12
  • [学会発表] 歯科保健指導におけるコンピュータシミュレーション教材の患者への応用.2013

    • 著者名/発表者名
      三浦佳子, 吉田ひとみ, 中林美恵, 葛西美樹, 上原沙友里, 竹廻祐希, 渡部沙慧子, 鈴木聖一, 森山啓司, 木下淳博
    • 学会等名
      第7回医療系e-ラーニング全国交流会
    • 発表場所
      徳島
    • 年月日
      2013-01-12
  • [学会発表] 臨床検査技師教育におけるe-learning教材の活用;組織学の自己学習による教育効果.2012

    • 著者名/発表者名
      長 雄一郎, 窪田哲朗, 木下淳博, 星 治
    • 学会等名
      第59回日本臨床検査医学会学術集会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2012-12-01
  • [学会発表] 2008-2011年度シミュレーション実習における歯学科6年生の臨床知識.2012

    • 著者名/発表者名
      大山 篤, 須永昌代, 大原里子, 新田 浩, 木下淳博, 俣木志郎, 荒木孝二
    • 学会等名
      第77回口腔病学会学術大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2012-12-01
  • [学会発表] e-learning教材を活用した臨床検査技師卒前教育における組織学の自己学習による教育効果.2012

    • 著者名/発表者名
      長雄一郎, 窪田哲朗, 木下淳博, 星 治
    • 学会等名
      第7回臨床検査学教育学会学術大会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2012-08-24
  • [学会発表] 医療コミュニケーション教育へのマルチメディア教材の活用,企画セッション : マルチメディア教材の効果的な活用方法とテストへの応用可能性2012

    • 著者名/発表者名
      須永昌代
    • 学会等名
      日本テスト学会第10回大会
    • 発表場所
      東京(招待講演)
    • 年月日
      2012-08-22
  • [学会発表] 歯科学生教育へのマルチメディア教材の応用.企画セッション : マルチメディア教材の効果的な活用方法とテストへの応用可能性2012

    • 著者名/発表者名
      大山篤,須永昌代,木下淳博
    • 学会等名
      日本テスト学会第10回大会
    • 発表場所
      東京(招待講演)
    • 年月日
      2012-08-22
  • [学会発表] 歯学教育における医歯学シミュレーション教育システムの評価2012

    • 著者名/発表者名
      須永昌代, 小長谷 光, 樺沢勇司, 木下淳博
    • 学会等名
      第9回日本M & S医学教育研究会学術大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2012-07-07
  • [学会発表] Computer Assisted Education System on Clinical Simulation for Practice Training in Tokyo Medical and Dental University2012

    • 著者名/発表者名
      Atsuhiro Kinoshita
    • 学会等名
      2^(nd)Research Week-International Symposium 2012 of COM on Dental Technology, Oral Health Care and Biomedical Devices
    • 発表場所
      College of Oral Medicine, Taipei Medical University, Taipei.(招待講演)
    • 年月日
      2012-04-14
  • [図書] TMDU臨床トレーニングシリーズ 歯科医師編2012

    • 著者名/発表者名
      麻薙万美, 足達淑子, 小原由紀, 片桐さやか, 樺沢勇司, 川勝紀子, 菊地和泉, 木下淳博, 小長谷光, 駒田亘, 近藤圭子, 佐々木るみ子, 佐藤郁文, 佐藤尚弘, 真田達夫, 須永昌代, 竹内康雄, 田中義浩, 長澤敏行, 中村輝保, 長谷川杏子, 藤井直, 堀江明子, 牧野兼三, 南一郎, 森山孝, 吉岡香林, 吉岡隆知, 吉田直美, 吉田ひとみ, 吉田有里, 若林則幸, 和達礼子
    • 総ページ数
      コンピュータシミュレーション教材(90本)
    • 出版者
      東京大学出版会

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公開日: 2014-07-16  

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