研究課題
基盤研究(B)
歯科臨床のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)の新規開発を進め、研究班内で内部評価するとともに、他大学での実施を踏まえた教材の標準化を行った。上記内部評価が終了した教材を、研究班以外の教員、歯科臨床研修医、臨床系大学院生等に実施させ、教材作成に関わらない立場から教材のレビューを行い、他大学でも活用可能となるように標準化した。教材をeラーニングシステムから配信し、アカウントを配布した学生に実施させて、教材の流れや、意図がつかみにくかった点、解説で理解しにくかった点、自ら選んだ選択肢が不適切である理由が理解できなかった点等をアンケート調査し、その結果を基に教材の改訂を行った。教材実施時の実施履歴と得点、学習者による教材評価を、サーバに蓄積し、任意の時点で抽出できるシステムを運用した。教材の学習履歴(成績)と実施した学習者の成績の相関を分析して教材の妥当性を評価するためのデータを集めた。具体的な実施内容は次の通り。・医歯学融合教育履修学生、歯学科学生、口腔保健学科学生向け、歯科臨床研修医、新人歯科衛生士向け、および患者教育用の新規教材を開発し、研究班内で教材の内部評価を行うとともに、研究班以外の教職員等に依頼して教材レビューを行うことにより、教材の標準化を行った。・医歯学融合教育履修学生、歯学科4年生、5年生、6年生、口腔保健学科2年生、3年生に対し、授業で教材を活用し、新たな授業形態としての応用可能性を示すとともに、学生から高い評価を得た。・教材実施履歴・成績の蓄積・抽出を行い、教材の有効性、妥当性を評価するデータを集めた。
2: おおむね順調に進展している
新規コンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)を開発し、内部評価、レビューを実施して標準化した。さらに、教材を学生等に活用して、新たな授業形態、教育手法としての応用可能性を示すとともに、学生から高い評価を得た。
前年度に引き続き、歯科臨床のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)の新規開発を進め、研究班内で内部評価するとともに、他大学での実施を踏まえた教材の標準化を行う。また、新たな授業形態としての応用可能性、有効性を示す。
当初計画していたよりも高性能のPCが必要となったため、次年度の研究費と合わせてPCを購入した方が、研究の目的を達成できると判断したため。翌年度の研究費と合わせてPCを購入し、教材開発、評価、レビューを行う予定。
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