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2012 年度 実績報告書

望遠鏡と顕微鏡:イタリア・オランダ・イギリスとアカデミー

研究課題

研究課題/領域番号 24300297
研究種目

基盤研究(B)

研究機関神戸大学

研究代表者

塚原 東吾  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80266353)

研究分担者 三浦 伸夫  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20219588)
中島 秀人  京工業大学, 社会理工学研究, 教授 (40217724)
隠岐 さや香  広島大学, 総合科学研究科, 教授 (60536879)
小笠原 博毅  神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (20379332)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード望遠鏡 / 顕微鏡 / 科学機器 / 歴史学 / 科学史 / STS / 海賊研究 / 文化研究
研究概要

今年度は「望遠鏡」の歴史研究に焦点をあてた。
まずイタリアについては、三浦がヴェローナのトリチェリ博物館などの研究機関において、科学器具の現地調査と関連資料の収集を行い、一定の成果を得ている。
オランダについては塚原の指導の下、協力者・橋本寛子がライデン国立民族学博物館での資料調査(マッティ・フォレル氏)を行い、司馬江漢の天文学関連の描写についての報告会を開催している。
フランスについては隠岐の協力も得て、文化研究の観点から、小笠原および協力者の栢木清吾・横山純が文化研究の会議(Crossroad 2012)に参加し発表を行っている。
イギリスについては中島が指導を行う協力者・多久和理実がニュートン光学についての研究会を行い報告している。この成果をマンチェスターで2013年に開催される国際科学史連合の大会で報告する予定である。
また広島で開催された文化研究の会議(カルチュラル・タイフーン)の席上、協力者・太田淳(広島大学)とのセッションが開催され、海賊のテクノロジーとしての望遠鏡という観点について議論を深めた。この太田との協力は科学史研究に東南アジア史のより実証的な観点を齎すものであり、台湾での資料調査によりVOCについての貴重な資料を入手した。(収蔵先:中央研究院人文社会科学研究中心亜太地域専題研究専題中心)。この一部は太田によってKyoto-Cornell Joint International Workshop "Trans-national Southeast Asia : Paradigms, Histories, Vectors"、京大東南ア研「東南アジア交易史における「長期の19世紀」」などに参加し報告を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

基本的に順調である。

今後の研究の推進方策

基本的に、計画通りの展開を行う予定である。今年度は特に顕微鏡に焦点をあてる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Kuhn's Structure in Japan', Social Studies of Science2012

    • 著者名/発表者名
      Hideto Nakajima
    • 雑誌名

      Social Studies of Science

      巻: 42(3) ページ: 462-466

    • 査読あり
  • [雑誌論文] パリ王立科学アカデミーにみる近代科学と国家2012

    • 著者名/発表者名
      隠岐さや香
    • 雑誌名

      歴史学研究

      巻: 898 ページ: 98-102

    • 査読あり
  • [雑誌論文] パチョーリの代数学 : 手稿から刊本へ2012

    • 著者名/発表者名
      三浦伸夫
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録

      巻: 1, 787 ページ: 201-22

    • 査読あり
  • [学会発表] Protestant science revisited : a Japanese case study 01 Nishuawa Joken (648-1724)2012

    • 著者名/発表者名
      塚原東吾
    • 学会等名
      EASTS network conference
    • 発表場所
      Seoul National University(招待講演)
    • 年月日
      2012-09-07

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公開日: 2014-07-16  

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