研究課題/領域番号 |
24300306
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
齋藤 努 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (50205663)
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研究分担者 |
藤尾 慎一郎 国立歴史民族博物館, 研究部, 教授 (30190010)
高田 貫太 国立歴史民族博物館, 研究部, 准教授 (60379815)
土生田 純之 専修大学, 文学部, 教授 (50228524)
亀田 修一 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (10140485)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 青銅資料 / 鉛同位体比 / 日本産原料 / 製造技術 / 鋳造 / 朝鮮半島 / 韓国 / 古墳時代 |
研究概要 |
本研究では、青銅器における日本産原料の開始時期がテーマの一つとなっており、考古学と自然科学の両面からほぼ確実と考えられているのが7世紀中葉頃、自然科学的な分析から可能性の指摘されているのが6世紀末~7世紀初である。これまで古墳時代~古代の資料の調査を行ってきたところでは、九州北部から中国地方の北西部において国産原料を使用した古い時期のものが見つかる可能性がある。平成24年度は、それらの状況をさぐるために地元研究者を招いて研究会を行うことを計画していたが、研究代表者が年度当初に病気になったため、達成できなかった。ただし、8月以降に韓国出土資料を中心として、下記のような研究および調査を実施した。8月11日~12日:国立歴史民俗博物館において研究打ち合わせ。 11月29日~12月1日:釜山市立博物館において研究打ち合わせと分析用試料の採取。1月5日~6日:嶺南文化財研究院において研究会。2月5日~8日:嶺南大学校博物館において研究打ち合わせと分析用試料の採取。3月20日~22日:漢江文化財研究所、中部考古学研究所、国防文化財研究院において研究打ち合わせと分析用試料の採取。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度は、研究組織の中に古代史(文献史学)を専門とする研究者を加えることを考えていたが、研究代表者が4月から6月にかけて病気で療養していたこともあり、その点がまだ達成されていない。
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今後の研究の推進方策 |
当初は、平成24年度に計画していた、7世紀頃に日本産原料として使用されていた可能性がある香春岳の資料を重点的に進めていきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度前半における研究代表者の病気のために、残額が生じてしまった。わずかな金額であるので、平成25年度は当初の計画通りに進めたい。
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