研究課題
基盤研究(B)
本研究では、419名の妊娠前期の母親から提供された血液に含まれる化学物質であるポリ塩化ビフェニル(PCB)濃度から、胎児への複合曝露への評価を開発することを主眼とする。419名の妊婦の年齢は30.36±5.30歳であった。対象者の母体血中のPCB濃度の平均は0.26±0.13 ng/g-wetであった。年齢とPCB濃度との関係については、20・25・30・35・40・45歳未満および45歳以上の7つに区分し検討した結果、出産年齢の増加に伴いPCB濃度が増加する傾向が伺えた。また、初産および経産(2回以上)を区分し比較したところ初産と経産婦のPCB濃度に大きな違いは認められなかった。
環境医学