研究課題/領域番号 |
24310053
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山室 真澄 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (80344208)
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連携研究者 |
藤井 伸二 人間環境大学, 人間環境学部, 准教授 (40228945)
百原 新 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (00250150)
林 紀男 千葉県立中央博物館生態, 環境研究部生態学研究科, 上席研究員 (60250156)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | ヨシ / アサザ / 水質浄化 / 自然再生 / 沈水植物 / 除草剤 / アメリカザリガニ / 富栄養化 |
研究成果の概要 |
日本の平野部では1950年代後半から全国的に沈水植物が衰退し、未だ回復していない湖沼が多い。水草類は富栄養化や護岸工事によって衰退したとされ、復活すると水質が浄化されるとしてヨシやアサザが植栽されている。本研究では、沈水植物が復活しない原因として除草剤とアメリカザリガニの捕食を想定し実験を行った結果、アメリカザリガニの補食者を加えた池では沈水植物が複数年にわたって繁茂したが、除草剤の侵入によって消滅した。沈水植物が繁茂するようになった湖沼で繁茂前後の水質を比べて検討した結果、水質浄化効果は無いことが明らかとなった。ヨシ・アサザについても植栽によりかえって有機汚濁負荷が増加することがわかった。
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自由記述の分野 |
水圏環境学
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