研究課題
基盤研究(B)
低炭素社会の構築、エネルギー問題の解決に向け、再生可能な資源であるバイオマスの有効利用法の開発が急務である。固定化菌体触媒を用いたバイオディーゼル生産は、環境に優しい生産技術である。しかし、バイオディーゼルの生産性の向上とともに副生成物であるグリセリンも大量に生じるという問題点がある。本研究では、このバイオディーゼル燃料から生じるグリセリンを有用物質へと変換する技術の開発を行った。固定化担体、固定化方法などの固定化菌体触媒の条件を検討することで、有用物質であるグリセリン誘導体の生産プロセスの開発に成功した。
生物化学工学