極低線量放射線被曝が生物に及ぼす影響の解明を実現するため、重イオンマイクロビームで細胞にバイスタンダー効果誘導し、長期ライブイメージングで解析するシステムを開発した。最初に、照射制御やライブイメージングシステムなど複数の目的に応じたソフトウェアを構築できるソフトウェアプラットフォームを開発し、これを用いて集束式重イオンマイクロビーム統合照射制御ソフトウェアを実現、細胞への高速/高精度な照準照射技術を実現した。次に、長期ライブイメージングの実現に必要となる試料面への自動合焦制御コードやタイムラプス撮影ライブラリの開発を行い、バイスタンダー応答イメージング解析システムを完成した。
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