研究成果の概要 |
本研究は耐塩性微生物を用いたバイオレメディエーションにより浄化した漁場において生産された水産物を鮮度管理ツール(BTM)を導入し適正な流通を行うことにより、海から食卓までのフードサプライチェーン全体にわたるフードシステムを構築することを目的とした。報告者らが単離した耐塩性微生物Pestalotiopsis sp. SN-3はこれまで報告した有機スズ化合物、ノニルフェノール、染料等の有機化合物に加え、Hg, Pb等の重金属も除去可能であることを明らかにした。BTMはクルマエビの鮮度も可視化できることを明らかとした。本研究で対象とした2つの開発技術が社会技術として受容されるための問題点を抽出した。
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