研究課題/領域番号 |
24310188
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
横田 貴之 日本大学, 国際関係学部, 准教授 (60425048)
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研究分担者 |
吉川 卓郎 立命館アジア太平洋大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (30399216)
末近 浩太 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70434701)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 地域研究 / 比較政治学 / フィールドワーク / 思想研究 / 国際研究者交流 / イスラーム主義 |
研究実績の概要 |
平成27年度は、当科研費研究事業にかかる1年間の事業期間延長の承認を受けて、研究代表者である横田が追加・補足的な情報・資料収集を行った。横田は、研究課題の主目的のひとつであるエジプトのムスリム同胞団について、トルコ・イスタンブルで亡命中の同胞団および同胞団関連組織のメンバー・関係者に対する訪問調査を行い、同胞団の政治活動の現状と国際ネットワークに関するインタービューを行った。なお、当初はエジプト・カイロでの現地調査を予定していたが、現地の治安情勢、および同胞団メンバーへの接触が事実上不可能なことに鑑み、イスタンブルでの調査実施を選択した。そこで明らかになったことは、エジプト国内での同胞団の政治活動は厳しい抑圧政策によってほぼ停止状態にあるものの、依然として同国内における社会奉仕活動の一部が継続していること、トルコや英国など国外在住のメンバーによる情報発信や連携は続いていることであった。 当科研費研究事業のこれまでの調査・研究を踏まえ、研究代表者・分担者は当該課題に関する論文・書籍の刊行、国内外の学会での発表を行った。また、上智大学イスラーム地域研究センターとの共催で、研究会を1回実施した。なお、同胞団の思想研究の一環として、研究代表者が編訳者となり、『ムスリム同胞団の思想―ハサン・バンナー論考集(下巻)』を刊行した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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