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2014 年度 実績報告書

バレエ文化史研究の基盤整備

研究課題

研究課題/領域番号 24320044
研究機関法政大学

研究代表者

鈴木 晶  法政大学, 国際文化学部, 教授 (50196804)

研究分担者 関 典子  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 講師 (30506457)
渡沼 玲史  一橋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 助手 (50419751)
海野 敏  東洋大学, 社会学部, 教授 (80232891)
市瀬 陽子  聖徳大学, 音楽学部, 准教授 (90316852)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード芸術学 / 舞踊学 / 舞踊史 / バレエ研究 / 表象文化論 / 文化史 / 身体表象論
研究実績の概要

26年度は研究代表者の鈴木と分担者の海野が在外研究であった(前者は半期、後者は1年)。そのため、ヨーロッパおよびアメリカでの調査(図書館、アーカイヴでの調査と、公演の調査。とくに海野はイギリスにおける現代バレエの現状調査、鈴木は19世紀~20世紀初頭のバレエに関するアーカイヴ調査)は予想以上にはかどったが、反面、国内での研究はいくつかの面で思うようにすすまなかった。
とくに、本課題の最重要成果となるべき「パリ・オペラ座データベース」の作成は、最終段階に入ったものの、以上の理由により、完成が遅れている。入力したデータの集積・統合はすべて済んでいるが、最終チェック段階で、作品名のスペルのチェックに予想以上に時間がかかってしまったためである。また、ひとつの作品のデータに、いくつかの異なる版のデータが混じっているのを取り除く作業に、思ったよりも時間をとられてしまった。それでも2-3月にかけて、外部のバレエ団の公演を除去する作業を終えることができた。
研究全期間を通じて、定期的に研究会を開催する予定で、24年度、25年度には計画以上の研究会を開催することができたが、上と同じ理由で、26年度には定期開催ができなかった。
ウェブサイトもいまだに内容が貧弱である。アップロードすべきコンテンツはいくつかそろっているのだが、それをアップロードできないままになっている。
ウェブサイトに掲載予定のいくつかのデータベースも、ファイルを完成させるところまでいったが、まだ実際にはアップロードできずにいる。
研究者および分担者の、課題に関連した個人研究は、全体的に順調に進んでいるといえる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

「パリ・オペラ座データベース」は、担当者である鈴木晶・海野敏がいずれも在外研究だったために、完成が遅れている。入力したデータの集積・統合は済んでいるが、最終チェック段階になって、作品の原綴の統一に予想以上に時間がかかってしまったからである。また、同じ理由で、継続的な研究会の継続的開催ができなかった。
また、ウェブサイトも未だに内容が貧弱である。アップすべきコンテンツは集まっているが、ウェブサイトへのアップロードが遅れている。

今後の研究の推進方策

「パリ・オペラ座データベース」の完成を急ぎ、6月に開催される舞踊学会例会で研究発表する。と同時に、舞踊学会の機関誌である「舞踊学」に投稿する。これについてはすでに4月初旬より集中的に作業をすすめており、スケジュール通りに進行できる予定である。
ウェブサイトを拡充する。とくに、すでにできあがっているファイルをアップロードする作業を急ぐ。とりわけ過去の研究会の報告と、一般の利用に寄与するためのデータベースを優先的にアップロードする予定である。
研究会については、3月まで鈴木・海野が在外研究だったため、前期開催は難しいが、この研究会に対しては他の研究者たちからも強い要望があるため、後期に継続的に研究会を開催する。
最終成果報告書を作成する。

次年度使用額が生じた理由

注文した研究資料の入手が遅れているため。研究代表者が在外研究だったため、参考資料の発注が遅れたため。

次年度使用額の使用計画

資料はすでに発注しているため、今年度に支払う。また未発注の資料については至急発注する。

  • 研究成果

    (13件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (9件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] バレエが描く”喪失”2015

    • 著者名/発表者名
      海野敏
    • 雑誌名

      ダンスマガジン(新書館)

      巻: 2015年2月号 ページ: 64-65

  • [雑誌論文] 英国バレエ・ダンス最新地図2015

    • 著者名/発表者名
      海野敏
    • 雑誌名

      ダンスマガジン(新書館)

      巻: 2015年4月号 ページ: 24-29

  • [雑誌論文] ピエール・ラモ『ダンス教師』(5)2015

    • 著者名/発表者名
      市瀬陽子
    • 雑誌名

      聖徳大学言語文化研究所論叢

      巻: 第22号 ページ: 265-296

  • [雑誌論文] ロホの果敢なプロダクション2014

    • 著者名/発表者名
      海野敏
    • 雑誌名

      ダンスマガジン(新書館)

      巻: 2014年7月号 ページ: 58-61

  • [雑誌論文] 新たな物語バレエが誕生2014

    • 著者名/発表者名
      海野敏
    • 雑誌名

      ダンスマガジン(新書館)

      巻: 2014年8月号 ページ: 42-44

  • [雑誌論文] Site Specific Dance Performance考~コンテンポラリーダンスにおける動向に着目して2014

    • 著者名/発表者名
      関典子
    • 雑誌名

      神戸医大学大学院人間発達環境学研究科 研究紀要

      巻: 第8巻第1号 ページ: 141-150

  • [雑誌論文] 曲芸としてのバレエ2014

    • 著者名/発表者名
      鈴木 晶
    • 雑誌名

      みすず(みすず書房)

      巻: 2014年6月号 ページ: 26-36

  • [雑誌論文] コーラスガールの起源2014

    • 著者名/発表者名
      鈴木 晶
    • 雑誌名

      みすず(みすず書房)

      巻: 2014年10月号 ページ: 6-16

  • [雑誌論文] ハイキックとタップ2014

    • 著者名/発表者名
      鈴木 晶
    • 雑誌名

      みすず(みすず書房)

      巻: 2014年11月号 ページ: 38-50

  • [学会発表] "動きの言語(movement language)"考2014

    • 著者名/発表者名
      関典子
    • 学会等名
      比較舞踊学会 第25回大会
    • 発表場所
      聖心女子大学(東京都渋谷区)
    • 年月日
      2014-12-07
  • [学会発表] 表現運動における”コンタクト”教材化の試み2014

    • 著者名/発表者名
      萩原大河・関典子・國土将平・金山千広
    • 学会等名
      舞踊学会 第66回大会
    • 発表場所
      日本女子体育大学(東京都世田谷区)
    • 年月日
      2014-11-30
  • [学会発表] オハッド・ナハリンのGAGA考2014

    • 著者名/発表者名
      岡元ひかる・関典子
    • 学会等名
      舞踊学会 第19回定例研究会
    • 発表場所
      京都女子大学(京都府京都市)
    • 年月日
      2014-06-15
  • [学会発表] 身体に注目した表現運動の実践可能性の検証2014

    • 著者名/発表者名
      関典子・萩原大河・國土将平・金山千広
    • 学会等名
      兵庫体育・スポーツ科学学会 第25回大会
    • 発表場所
      兵庫教育大学神戸ハーバーランドキャンパス(兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2014-05-31

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公開日: 2016-06-01  

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