研究課題
最終年度にあたる本年度は、研究成果の集大成として、2014年9月28日、立教大学にて国際シンポジウムImages of East European Literature: The Variable and Invariable in the Past and Presentを開催した。「移動の文学」、「文学史の書き換え」、「ミクロ・ネーション文学」という三つのパネルを設定し、現代の東欧文学における「東」というイメージの生成、流通、分布についての比較・対象研究を行ない、地政学的、文化的概念としての東という概念が「旧東欧圏」においてある程度共通の問題系を抱えていることが明らかにされた。また本科研主催および共催で、ポーランド語作家ナタシャ・ゲルケ氏の「朗読・トークの夕べ」(東京大学スラヴ語スラヴ文学研究室、2014年9月)、デリア・グリゴレ氏の講演会"The Keystones of the Rromani Traditional Culture"(立教大学、2014年9月)、国際シンポジウム"Slavic Minorities and Their (Literary) Languages in the European Context and Beyond: the Current Situation and Critical Challenges"(北大スラヴ・ユーラシア研究センター等との共催、早稲田大学、2015年1月)を開催し、微視的な観点から個別の問題について専門家との議論を交わし、「地域」、「民族」/「国家」、「欧州」など多様なレベルからのアプローチが必要であることを確認した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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チェコ・シュルレアリスムの80年
巻: - ページ: 17-32
Slavic Eurasian Studies
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Balkanistica
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日本ロシア文学会 関東支部報
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現代思想
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チェマダン
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Eurasia Border Review vol 5.
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