研究課題
本研究は、越境、移民、植民、離散、強制移住等によって母語を喪失ないし内化し、居住国の言語による文学創造に向かった越境的作家たちの諸作品に通底する多層的多重的な文学ディスクールのあり方を、ポストコロニアル文学理論やポストモダン文学理論といった歴史的視点のみならず、空間的な同時性をとらえる「群島的思考」から再検討することにより、そこに相互反響する「オムニフォン」の動的構造を解明することにある。今年度は10月末にシンポジウム「日本文学における越境の諸相」を開催した。3名の若手研究者と外国人研究者、そして招待講演者という構成で行い、近代日本文学における西洋文学受容のあり方を含めて、実は日本文学それ自体が間文化性やオムニフォン的な特徴を有することが確認できた。また本研究者たちは、それぞれの主題について精力的に研究を継続し、その成果を文芸誌や学会誌、紀要などに発表し、各種学会などでも講演や口頭発表を行った。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (15件) (うちオープンアクセス 5件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 1件) 図書 (10件)
人間文化研究
巻: 23 ページ: 79-86
Slavistika
巻: XXX ページ: 19-30
Krug
巻: 7 ページ: 42-51
『人間文化研究』
巻: 21 ページ: 61-68
巻: 21 ページ: 43-60
巻: 22 ページ: 149-151
Review of International American Studies
巻: 4 ページ: 93-110
すばる
巻: 36(6) ページ: 236-253
巻: 36(12) ページ: 236-251
巻: 37(2) ページ: 378-394
iichiko
巻: 123 ページ: 6-16
みすず
巻: 56(7) ページ: 6-15
巻: 56(8) ページ: 64-73
巻: 56(9) ページ: 36-47
巻: 56(10) ページ: 26-37